米議員、北京五輪の“開催地変更を要請”
アメリカの野党・共和党の一部の上院議員が、中国政府が人権侵害に関与しているとして、来年北京で行われる冬季オリンピック・パラリンピックの開催地の変更を求める決議案を提出したと明らかにしました。
開催地変更を求める決議案を議会に提出したのは、共和党のリック・スコット上院議員ら5人です。
スコット議員は声明で、「中国政府は新疆ウイグル自治区のウイグル族に対し集団虐殺を行い、香港の人々の人権を制限し、台湾を脅かしている」として、「2022年の五輪開催を許されるべきではない」としています。
また、連名で提出したトム・コットン上院議員は、「IOC(=国際オリンピック委員会)は、2022年大会を市民の生命と権利を尊重する国に移すべき」と主張しています。
アメリカでは、バイデン政権も新疆ウイグル自治区で「集団虐殺」が行われたとの認識を表明するなど、中国の人権侵害に厳しい姿勢で望む方針を示しています。