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米露核軍縮「新START」を5年間延長

2021年2月4日 3:06

アメリカとロシアは3日、両国の間で核軍縮を進める新START(=新戦略兵器削減条約)を5年間延長したと発表しました。

新STARTは、アメリカとロシアの間で、戦略核弾頭や大陸間弾道ミサイルなどの数を制限し、核軍縮を進める条約です。失効期限が今月5日に迫る中、両国は3日、2026年2月までの5年間、条約の期限を延長したと発表しました。

アメリカのブリンケン国務長官は声明で、「緊張の時代に、ロシアの大陸間核兵器を検証可能な形で制限することは極めて重要だ」と意義を強調しました。また、トランプ政権が条約への参加を呼びかけていた中国については、「軍縮を追求することで、中国の近代的核兵器による危険も減らしていく」としています。

一方、ロシア外務省は、延長によって、「アメリカの破壊的政策によって近年蔓延している、軍縮と核不拡散体制の『解体傾向』を排除できると期待している」としています。