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ナワリヌイ氏めぐり露側とEU側、平行線

2021年2月6日 0:45

ロシアのラブロフ外相と、EU(=ヨーロッパ連合)で外交を担当するボレル上級代表が5日、モスクワで会談しました。ボレル氏は、ロシアの野党指導者ナワリヌイ氏の釈放と毒殺未遂事件の捜査を求めましたが、議論は平行線に終わりました。

ボレル氏は会談の冒頭、ナワリヌイ氏の問題をめぐって、EUとロシアの関係が緊張状態にあると指摘、一方のラブロフ外相も双方の関係は悪化していると語りました。

ボレル氏は、ナワリヌイ氏の拘束と実刑判決、さらに数千人に及ぶデモ参加者の拘束について深い懸念を伝え、ロシア側にナワリヌイ氏の釈放と毒殺未遂事件の徹底した捜査を求めました。

これに対しラブロフ外相は、事件についていまだドイツ側から具体的な証拠が提出されていないと改めて指摘し、ナワリヌイ氏の問題に関する議論は平行線に終わりました。