アストラ「南ア型」に効果低い可能性も
日本にも供給が予定されるアストラゼネカのワクチンが「南アフリカ型」の変異ウイルスには効果が低い可能性があることが分かりました。
これは、アストラゼネカなどが若い世代を中心に2000人以上を対象に行った臨床試験の結果として、フィナンシャルタイムズが報じたものです。
「南アフリカ型」の変異ウイルスに感染し比較的症状が軽い人を調べたところ、ワクチンの予防効果が限られていたということです。一方で、症状が重い人に、どの程度効果を発揮したかは分かっていません。
これを受け、南アフリカのムキゼ保健相は、アストラゼネカのワクチンの使用を延期する考えを示しました。
このワクチンは、日本にも1億2000万回分が供給される予定で、アストラゼネカは5日、厚生労働省に承認申請を行っています。