“アストラ製ワクチン”緊急使用承認2例目
WHO(=世界保健機関)は15日、イギリスの製薬大手アストラゼネカと、オックスフォード大学が共同開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認しました。
緊急使用が承認されたのは、インドと韓国の工場で製造されているアストラゼネカなどが開発したワクチンです。緊急使用が承認されたのはファイザーなどが開発したワクチンに続き2例目で、これによりワクチンを共同購入する国際的な枠組み「COVAX」で、途上国などに供給できることになります。
このワクチンを巡っては、ドイツやフランスなどが、高齢者のデータが不十分だとして、65歳以上への接種を控える方針を示していますが、WHOは10日、「免疫反応は、他の人と大きく違わないとみられる」として、65歳以上への接種を推奨するとの見解を示していました。
テドロス事務局長は、ワクチンを開発する他のメーカーに対し、各国に承認申請を行う際は、WHOにも申請を行うよう呼びかけています。