コロナ禍の武漢から情報発信 中国・市民ジャーナリストの女性、刑期終え出所
新型コロナウイルスの感染が世界で最初に確認された中国・武漢から情報を発信し、実刑判決を受けた市民ジャーナリストの女性が、刑期を終えて出所しました。
張展さん
「みなさんの支援と関心をもってもらえたことに感謝しています」
これは中国の人権活動家で市民ジャーナリストの張展さんの支援者が、21日に公開した映像です。
張さんは新型コロナの感染拡大で封鎖された武漢の状況を、SNSを通じて発信しましたが、2020年12月に「うその情報を流し社会を混乱させた」などとして、 懲役4年の実刑判決を受けていました。
張さんは獄中で無罪を訴えてハンガーストライキを続け、一時は体重も激減していました。
張さんは今月13日に刑期を終え、上海の刑務所を出所したということです。出所後は家族と暮らしているということですが、現在も当局の厳しい監視下に置かれているとみられます。