欧州人権裁判所は１７日、ロシア・プーチン政権批判の急先鋒でロシアに帰国直後に逮捕、拘束された野党指導者・ナワリヌイ氏の即時釈放を求める決定を発表しました。ロシア側は拒否する構えです。

フランス・ストラスブールにある欧州人権裁判所は現在、ロシアで拘束されている野党指導者・ナワリヌイ氏について、命の危険があるとして即時釈放するよう求める決定をしました。

これに対しロシア側は、「不当であり、ロシア国内裁判への非常に深刻な干渉の試みだ」と非難しています。

ナワリヌイ氏は先月、治療先のドイツから帰国直後に拘束され、今月２日には、かつて受けた有罪判決が執行猶予から実刑判決に切り替えられて勾留されています。

この判決についてナワリヌイ氏側が控訴していて、２０日に審理が行われる予定です。