米国務長官 イラン核合意を順守なら協議も
アメリカのブリンケン国務長官は18日、イランが核合意を厳格に守ることを条件に、イランとの協議に応じる考えをイギリスなどに伝えました。
アメリカのブリンケン長官は、トランプ政権下でアメリカが離脱したイランとの核合意について、「イランが合意を厳格に順守するなら、アメリカも同様に順守し、イランとの協議に応じる用意がある」との考えを直接伝えました。
これに対し、ともに核合意に参加するイギリス・フランス・ドイツの3か国の外相は、歓迎する意向を示しています。
また、4か国の外相は共同声明でイランがIAEA(=国際原子力機関)の抜き打ちの査察の受け入れを停止する方針を示していることについては、「危険な決定だ」と非難しました。
こうした中、バイデン政権は18日、国連の安全保障理事会に対し、去年、トランプ政権がイランへの国連制裁の復活を一方的に宣言したことについて、「撤回する」との書簡を送りました。