戦時中の日系人強制収容「最も恥ずべき」米
アメリカのバイデン大統領は19日、戦時中に日系アメリカ人が強制収容されたことについて、「最も恥ずべき時代の一つ」として、改めて謝罪する声明を発表しました。
声明は、第二次世界大戦中の1942年、当時のルーズベルト大統領が、日系アメリカ人の強制収容につながる大統領令に署名した日に合わせて出されました。
バイデン大統領は声明で、「アメリカの歴史の中で最も恥ずべき時代の一つで、日系アメリカ人であるという理由だけで標的にされ、投獄された。非人道的な強制収容所での暮らしを余儀なくされた」などと指摘しました。
また、戦後、レーガン政権が公式に謝罪と補償を行ったことを踏まえ、「連邦政府の謝罪を再確認する」としています。
バイデン大統領は、アジア系アメリカ人への差別に対応するための大統領令に署名するなど、人種差別の解消を重点課題の一つに掲げています。