アメリカ・コロラド州で旅客機からエンジンの部品が落下した事故で、アメリカの連邦航空局は２１日、同じ型のエンジンを搭載している機体の検査を強化するよう指示しました。

この事故は２０日、コロラド州でユナイテッド航空の旅客機が離陸直後、エンジンにトラブルを起こし、複数の部品が落下したものです。旅客機は空港に引き返して着陸し、けが人はいませんでした。

着陸時の機内：操縦士のアナウンス「皆さんがいま目撃したように、安全こそ我々の最優先事項です」

事故を受け、アメリカの連邦航空局は安全上、重大な不具合だとして２１日、プラット・アンド・ホイットニー社の同じ型のエンジンを搭載しているボーイング７７７型機の検査を強化するよう指示しました。

アメリカでこの機体を運航させているユナイテッド航空は、２４機の運航を一時停止すると発表しました。

連邦航空局によりますと、同型のエンジンを搭載した機体は、日本や韓国でも運航していて、日本ではすでに運航が停止されています。