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紛争地域停戦などの決議案採択 国連安保理

2021年2月27日 17:30

WHO(=世界保健機関)のテドロス事務局長は、新型コロナウイルスのワクチンを公平に分配するため、メーカー側と独自の契約を結ばないよう各国に改めて呼びかけました。

テドロス事務局長「ワクチンの公平性なしでは、新型コロナウイルスに打ち勝てない」

テドロス事務局長は、ワクチン製造メーカーとの独自の契約は、ワクチンを途上国などに分配する国際的な枠組み「COVAX」を弱体化させ、「世界中の医療従事者の命を奪うことになる」と指摘。独自契約を結ばないよう各国に改めて呼びかけました。

一方、国連の安全保障理事会は26日、ワクチン接種を進めるため紛争地域での停戦などを求める決議案を全会一致で採択しました。世界でワクチンの接種が進む中、収束に向け、公平な分配への呼びかけが続いています。