タイでワクチン接種開始 調達遅れに批判も
東南アジアのタイで28日、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりました。しかし、ワクチン調達に遅れがあり、政府に対する批判も出ています。
タイで接種が始まったのは、中国の製薬大手「シノバック」のワクチンです。初日は、保健相が最初の接種を受け、医療関係者らが続きました。
ワクチン接種を受けた医療関係者「安心します。これで免疫を獲得できますから。感染リスクも下がるでしょう」
今後、医療関係者や高齢者など、感染リスクの高い人への接種が優先されます。
タイでは当初、シノバックのワクチンと並行してアストラゼネカのワクチンも接種が行われる予定でしたが、輸入されたワクチンの品質確認が終わっていないとして延期されています。
タイはワクチンの調達をめぐり、周辺国と比べて遅れがみえていて、野党からは批判の声も上がっています。