ミャンマー各地でデモ 当局発砲で9人死亡
軍事クーデターが起きたミャンマーでは、28日も各地で抗議デモが行われ、治安当局の発砲により少なくとも9人が死亡しました。最大都市ヤンゴンでも初めて死者が確認されました。
ロイター通信によりますと、ヤンゴンでは警官隊がバリケード越しにデモ隊に向けて威嚇射撃し、これに対しデモ隊が火炎瓶を投げるなどして、現場は混乱しました。
治安当局による催涙ガスやゴム弾の発砲は市内各地で相次ぎ、地元メディアは、デモ隊側の3人が死亡したと報じています。ヤンゴンでデモ参加者の死亡が確認されるのは初めてです。
また、第2都市マンダレーなどでも発砲が相次ぎ、あわせて6人が死亡したということです。
クーデター発生から3月1日で1か月ですが、軍は抗議デモへの弾圧を強めていて、緊張が高まっています。