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2021年3月5日 17:36

トランプホテル1泊16万円…ナゾの高騰

トランプホテル1泊16万円…ナゾの高騰
(c)NNN

あの議事堂占拠事件から2か月となる。ワシントンの街はすっかり穏やかな空気を取り戻したが、物騒な話が飛び込んできた。「民兵組織が4日に議事堂を襲撃する計画を話し合った可能性」があるという。(ワシントン支局長・矢岡亮一郎)

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もともと今月4日は“曰く付きの日”だった。トランプ支持者の一部に広がる陰謀論Qアノンの信奉者らの間では「4日にトランプ氏が大統領に再び就任する」とのデマがネット上で流れていた。トランプ支持者が集まることで知られる市内のトランプ・インターナショナルホテルの宿泊料が通常の3倍近い、約1500ドルまで高騰するナゾの現象まで起きている。

議会では閣僚承認や新型コロナウイルス対策法案など重要案件の手続きが続いているが、下院はやむなく4日の審議日程の変更を決断した。
議会警察は「この情報を深刻に受け止めている」との声明を発出、今月中旬で撤収予定だった州兵の2か月任務延長も要請した。

過剰とも思えるこの反応から、1月6日に侵入を許した議会警察の「二度と失態を繰り返せない」という決意と、不安が見え隠れする。

4日朝、議事堂前に行ってみた。がらんとして、人が集まる気配はまったくない。ジョギングする市民が平和を演出している。占拠事件以降、設置された高いフェンスと、武装した州兵の姿に変化はないが、拍子抜けするほどの静けさだった。

この国は、こうしてしばらく「暴発の恐怖」「事件のトラウマ」に苛まれながら、一歩一歩団結への道を模索するのだろう。