感染拡大本格化1年 バイデン氏テレビ演説
アメリカのバイデン大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大が本格化してから1年になるのに合わせ、就任後初めて、国民向けのテレビ演説を行いました。
ゴールデンタイムに行われた演説は、各局が一斉に生中継で伝えました。
バイデン大統領「我々ひとりひとりが7月4日の独立記念日までに役割を果たせば、家族や友人で集まることができる可能性がある。ウイルスからの独立だ」
バイデン大統領は、アメリカ国民にとって重要な祝日、7月4日の独立記念日を一つの目標として新たに打ち出しました。「ウイルスからの独立だ」と表現して、マスクの着用徹底を改めて呼びかけています。
さらに大統領は、「ワクチンの製造・供給は記録的な速さだ。これはまさに科学の奇跡だ」「アメリカは帰ってきた」と訴えました。
また、大統領はこの日、署名し、成立させた日本円で200兆円規模の新型ウイルス対策法について、「歴史的な法律だ」と強調しました。これにより、1人あたり最大1400ドル(約15万円)の現金給付が今月始まる見通しで、アメリカ国民にとっても期待感が高まる節目の1日となりました。