アストラ製「安全で効果的」~EU規制当局
接種後に血栓ができる症例が報告されているアストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンについて、EU(=ヨーロッパ連合)の医薬品規制当局は、ワクチンは安全で効果的だとする調査結果を発表しました。
アストラゼネカのワクチンを巡っては、接種後に血栓ができる症例が報告され、フランスやドイツなどヨーロッパ各国が予防的な措置として、接種を一時中止しています。
医薬品規制当局のEMA(=ヨーロッパ医薬品庁)は18日、「血栓ができるリスクの増加との関連はなく、安全で効果的なワクチンだ」とする調査結果を発表しました。
その上で、ごくまれに血栓ができる場合があり、その因果関係については、「完全には排除できない」として調査を続ける方針です。
この結果を受け、使用を一時中止していたフランスなどは19日から接種を再開すると発表しました。