マレーシア外務省は１９日、北朝鮮が国交を断絶すると表明したことを受け、「極めて遺憾」とする声明を発表しました。

北朝鮮は１９日、マネーロンダリング（＝資金洗浄）などの罪に問われた北朝鮮の国民を、マレーシアがアメリカに引き渡したことに反発し、国交を断絶すると宣言しました。

これに対しマレーシア外務省は声明で、「決定は極めて遺憾」と表明。「非友好的で、国際社会の相互尊重の精神を軽視している」と非難した上で、「身柄の引き渡しは正当な法的手続きを経ている」と強調しました。

さらに、マレーシア政府は、北朝鮮大使館に勤務する外交官とその家族に対し、４８時間以内に国外に退去するよう命じました。