習主席「中朝関係強化し発展を」金総書記に
習近平国家主席は、北朝鮮の金正恩総書記にあてて、「中朝関係を強化し発展させていきたい」とするメッセージを送りました。関係強化を確認し、日米韓の連携をけん制する狙いもあるとみられます。
新華社通信によりますと、習近平国家主席は22日、金正恩総書記と北朝鮮の新たな大使の着任に伴いメッセージを交換しました。
この中で金総書記は、「中朝関係を世界がうらやむ関係に強化、発展させることは揺るぎない立場だ」と関係強化を訴えました。
これに対し習主席は、「国際情勢および地域情勢は大きく変化している」としたうえで、「中朝両国は朝鮮半島問題の政治的解決の方針を堅持し、地域の平和と発展のために貢献していきたい」との考えを伝えました。
中朝両国の関係強化をアピールし、日本や韓国との連携強化を目指すアメリカのバイデン政権をけん制する狙いもありそうです。