米英加EUから制裁 中国政府は猛反発
中国政府は、アメリカやイギリスなどが新疆ウイグル自治区の人権侵害を理由として制裁を科したことに対し、強く反発しています。
アメリカ、EU(=ヨーロッパ連合)、イギリス、カナダは22日、新疆ウイグル自治区で人権侵害に関わったとして、中国の当局者らに対して制裁を科しました。
これに対して中国の王毅外相は23日、「ウソに基づく制裁は受け入れられない」などと猛反発しています。
王毅外相「ウソを根拠に主権国家を制裁しようとすれば、世界は弱肉強食の時代に逆戻りする」
また、中国外務省の報道官は会見で、「自分たちの愚かさと傲慢(ごうまん)さの代償を払うことになる」と述べ、報復措置を示唆しています。
中国側はすでにEU当局者らへの制裁を発表していますが、今後さらに対象を広げる可能性があります。