ミャンマー市民らが「沈黙のストライキ」
軍事クーデターが起きたミャンマーで24日、市民らが外出を控えることで軍への抗議の意思を示す「沈黙のストライキ」が行われました。
連日、激しい抗議デモが続いていた最大都市ヤンゴンの住宅地には人の姿がなく、静まりかえっています。ミャンマー各地で24日、市民らが外出を控えて抗議の意思を示す「沈黙のストライキ」が行われ、スーパーや飲食店などが休業しました。
27日(土)に国軍記念日の式典を控えている軍は、抗議デモへの弾圧を強めていて、23日は第2の都市マンダレーで、7歳の女の子が治安部隊の銃撃で死亡しました。
死亡した女の子の姉「とても悲しい。これ以上、子どもたちが犠牲にならないよう祈ります」
現地の人権団体によりますと、23日までの犠牲者は、275人にのぼります。
一方、地元メディアによりますと、24日に予定されてたアウン・サン・スー・チー氏のビデオ会議形式の裁判が来月1日に延期されました。延期はこれで2度目で、軍がインターネット通信を遮断しているためだということです。