ワクチン接種 世界最速ペースの成果を強調
新型コロナウイルスのワクチン接種が世界最速ペースで進むイスラエルのコロナ対策チームの代表が会見を開き、迅速なワクチン普及のカギは医療情報などのデジタル化にあるとその成果をアピールしました。
イスラエル コロナ対策専門家チーム、ラン・バリツェル代表「イスラエルでは20年以上前から電子カルテが導入されており、すべてデジタル化されている。誰が接種を受ける必要があるか簡単に知ることができる」
イスラエル政府のコロナ対策専門家チームのラン・バリツェル代表は日本記者クラブのオンライン会見でこのように述べ、国民の医療情報などがデジタル化されていたことがワクチンの迅速な普及の背景にあると強調しました。
また、個人のワクチン接種の回数などを確認できるアプリを導入したことで、感染対策と経済活動の両立が図れているとしています。
イスラエルでは人口のおよそ半数が2回目の接種を終えていますが、16歳未満は接種の対象にはなっておらず、バリツェル代表は「集団免疫の獲得にはまだ時間がかかる」との認識を示しました。