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NYダウ ワクチン普及遅れに懸念で続落

2021年1月26日 8:10

25日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスのワクチンの普及が遅れることへの懸念などから景気に敏感とされる銘柄を中心に売りが広がり、ダウ平均株価は、続落して取引を終えています。

25日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末比36ドル98セント安い3万0960ドルで取引を終えました。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は92.93ポイント近く上げて、1万3635.99と過去最高値を更新して取引を終えています。

この日は、製薬大手の「メルク」が、新型コロナウイルスのワクチン開発を中止したと発表しました。これを受け、市場では、ワクチンの普及が進まず経済活動の正常化が遅れるとの懸念が広がり、建設機械大手の「キャタピラー」など、景気に敏感とされる銘柄を中心に大きく売られ、ダウ平均は続落して取引を終えています。

一方、今週、決算発表が行われる「アップル」や「マイクロソフト」などの主力ハイテク株は、業績期待から買われ、ナスダック総合指数は、4営業日連続で過去最高値を更新しました。

市場関係者は、「決算を前に高騰しているハイテク株について、市場では、決算後の反動安への警戒感が強まっている」と話しています。