ミャンマーNLD本部に火炎瓶投げ込まれる
軍事クーデターが起きたミャンマーで26日、アウン・サン・スー・チー氏が率いる政党、NLD(=国民民主連盟)の本部に火炎瓶が投げ込まれました。
最大都市ヤンゴンのNLD本部を映した防犯カメラの映像です。何者かが近づき、火炎瓶に火をつけ投げ込みました。その後、建物からは煙がたちのぼります。
地元メディアによりますと、近所の住民が火災に気付き、バケツで水をくんで火を消し止めたということです。襲撃した人物は明らかになっていませんが、クーデター以降、軍側はたびたびNLD関係者の拘束や、本部の捜索を行い弾圧を強めています。
ミャンマーの人権団体によりますと、軍側の弾圧による死者は25日までに、320人にのぼります。27日は「国軍記念日」で、首都ネピドーで式典が予定されていて、国内外に安定した統治をアピールしたい軍が、抗議デモへの弾圧をさらに強める懸念があります。