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来年の高校生の教科書検定結果に韓国が反発

2021年3月30日 20:40

来年の高校生が使う教科書の検定結果が公表されました。領土に関する記述に韓国は反発しています。

領土問題では、2018年の学習指導要領の改訂を受け、高校の教科書では初めて「地理総合」と「公共」のすべての教科書で、竹島について「固有の領土」と記載されています。

これに対し、韓国外務省は声明を発表し、「過去の事実をありのまま記述していない教科書を検定通過させたことに、強力に抗議し是正を促す」と非難しました。

さらに、元慰安婦をめぐる問題については「謝罪、反省の精神に基づいて、関連する歴史教育に臨むことを促す」と強調しています。また、30日夕方には、日本大使館の相馬総括公使を呼んで抗議しました。

韓国メディアは「日韓関係をさらに難しくする可能性がある」などと報じています。