米雇用統計 就業者数“26万人増”市場予想大きく上回る
アメリカの11月の雇用統計が発表され、就業者数は前の月から26万人あまり増加し、市場の予想を大きく上回りました。
アメリカ労働省が2日発表した11月の雇用統計で、失業率は3.7パーセントと前の月から横ばいでしたが、景気の動向を反映する農業部門以外の就業者数は26万3000人増加しました。
20万人程度を見込んでいた市場の予想を大幅に上回り、雇用の力強い回復を示した形です。
また労働者の平均時給は、前の年の同じ月と比べて5.1パーセント増えていて、人手不足と賃金上昇が続いている形です。
インフレを抑え込むためアメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)のパウエル議長は先月30日、早ければ12月の会合で利上げペースを減速するとの考えを示しています。