ミャンマー国連大使“直ちに安保理制裁を”
国連の安全保障理事会が開いた非公式会合にミャンマーの国連大使が出席し、安保理による制裁が直ちに必要だと訴えました。
安保理は9日、ミャンマー情勢に関する非公式会合を開き、ミャンマーのチョー・モー・トゥン国連大使も出席しました。
大使は、「安保理が強力な行動を起こせていないことに国民が無力感に包まれている」と指摘した上で、安保理に対しては、軍に対する武器の禁輸措置など、厳しい制裁措置を求めました。
チョー・モー・トゥン国連大使「ミャンマー市民を守るため、安保理は直ちに強い行動をとる必要がある」
一方、国連のブルゲナー特使は、9日からミャンマーの隣国、タイを訪問していて、今後、政府関係者や現地の国連職員らと対応を協議する予定です。特使は他のASEAN諸国も訪問する予定で、事態の打開に向け近隣諸国が一致した対応をとるよう働きかける方針です。