黒人射殺 警察官ら“辞職”も抗議やまず
アメリカ・ミネソタ州で黒人男性が白人の女性警官に撃たれ死亡した事件で、女性警官らが辞職を申し出ましたが、現地では3日連続で抗議デモが起きるなど緊張状態が続いています。
この事件は、ミネソタ州で11日、黒人男性のダンテ・ライトさんが、身柄を拘束しようとした警官ともみ合いとなり、白人の女性警官に撃たれ死亡したものです。女性警官は、勤続26年のベテランですが、スタンガンを使おうとして誤って拳銃を発砲したとみられています。この女性警官と地元警察のトップは辞職願を提出しました。
一方、ライトさんの遺族は同じミネソタ州で、白人警官に首を押さえつけられ死亡したジョージ・フロイドさんの遺族らと会見を開きました。
ダンテ・ライトさんの叔母、ナイーシャ・ライトさん「あの警察官が甥(おい)を殺したんです」
ジョージ・フロイドさんの弟、フィロニース・フロイドさん「今こそ変革の時です。我が兄、そしてライトさんの遺族への正義を求めて戦うつもりです」
現地では13日夜も抗議デモが起きていて、外出禁止令も出されるなど緊迫した状態が続いています。