辞職願提出…案里議員コメント「控訴せず」
議員辞職願を提出した参議院議員の河井案里被告が3日、コメントを発表し、東京地裁の有罪判決について控訴をしないことを明らかにしました。
コメントで河井案里被告は、先月21日に自らに言い渡された執行猶予付きの有罪判決については「その内容に納得しかねます」としています。その上で、「たとえ一審でもその信頼を回復できなかったことは政治家として情けなく、政治的責任を引き受けるべきと考えております。争いを長引かせて混乱を生じせしめることも私の本意ではない」として、控訴をしないことを明らかにしました。
また、秘書の公職選挙法違反の有罪確定をうけて提訴された連座制訴訟については、「候補者として政治的責任をとるべきと判断し、争うことはいたしません」としています。
河井被告はこれまで記者会見などで事実関係を自ら説明しておらず、与野党から説明責任を果たすよう求める声が上がっています。しかし、河井被告は、夫である河井克行被告の裁判が継続していることを理由に「現段階における詳しいご説明が叶いません」としています。