中国の習近平国家主席が２２日からアメリカ主催でオンライン方式で行われる「気候変動サミット」に出席することになりました。

これは中国外務省が２１日朝に発表したもので、習主席がバイデン大統領の招待に応じてサミットに出席し演説を行うとしています。中国はアメリカのケリー大統領特使の中国訪問を受けて会議に参加することには合意していましたが、習主席自身の出席については明言してきませんでした。

米中対立が深まる中で、中国としては習主席自らが出席することで気候変動分野での協力に前向きな姿勢を見せ、対話の糸口を探る狙いがあるとみられます。

サミットには、これで菅総理大臣やロシアのプーチン大統領など、主要な排出国の首脳がそろって出席することになり、利害が対立する各国がどこまで具体的な対策を示すのかが焦点です。