女性をハンマーで殴打“憎悪犯罪”か NY
アメリカでアジア系住民を狙った犯罪が急増する中、ニューヨークで2日、歩道を歩いていた女性が突然、ハンマーで頭を殴られる事件が起きました。
警察が公開した映像では、2日の夜、ニューヨーク市内の歩道を歩いていたアジア系住民の2人組の女性に、黒いタンクトップ姿の人物が突然、ハンマーで殴りかかる様子が捉えられています。
殴られた31歳の女性は頭を切るケガをしました。容疑者は女性らにマスクをとるよう求め、殴りかかってきたということで、警察は憎悪犯罪、いわゆるヘイトクライムとして逃げた容疑者の行方を追っています。
警察によりますと、ニューヨーク市内では、今年に入ってから今月2日までに、アジア系住民を狙ったヘイトクライムが80件報告されていて、前の年の同じ時期の5倍と急増しています。