ＷＨＯ（＝世界保健機関）は７日、中国の製薬会社が開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認しました。中国製のワクチンの承認は初めてです。

ＷＨＯテドロス事務局長「（シノファームのワクチンは）ＷＨＯによって安全・効果・質を認められた６番目のワクチンとなった」

緊急使用が承認されたのは、中国の製薬大手「シノファーム」が開発したワクチンです。中国製のワクチンがＷＨＯで承認されたのは初めてで、１８歳以上への２回接種を推奨するとしています。

これにより、ワクチンを公平に分配する国際的な枠組み「ＣＯＶＡＸ」で、ファイザーやアストラゼネカ、モデルナなどに加え、中国製のワクチンも途上国に供給できるようになります。

ＷＨＯは、中国の別の製薬大手「シノバック」のワクチンについても近く承認するかどうか判断する方針です。