ヘンリー王子ら ワクチンの公平な普及訴え
新型コロナウイルスのワクチンを貧困に苦しむ国などに普及させることを目的にしたチャリティーコンサートが8日、アメリカで放送され、イギリス王室を離脱したヘンリー王子らが公平な普及を訴えました。
このコンサートは、慈善団体の「グローバル・シチズン」が主催したもので、アメリカで放送されたほか、インターネットでも配信されました。
コンサートでは、ジェニファー・ロペスさんらがワクチン接種を終えた大勢の医療従事者らを前にパフォーマンスを披露。また、アメリカで暮らすヘンリー王子が、「ワクチンはすべての人に行き渡らせなければならない。世界中に公平に配布されるまで真の克服はない」などと普及のさらなる促進を訴えました。
主催団体は、こうしたイベントを通じた資金確保などにより、貧困に苦しむ国などに向けたワクチン2600万回分以上を調達できる見込みだということです。