ワクチンきょう接種開始 医療従事者を対象
新型コロナウイルスのワクチンの接種が17日、医療従事者を対象に始まります。
国内のワクチン接種は17日、国立病院機構などの一部の医療機関で始まり、順次、ちょうど100か所の医療機関で医療従事者およそ4万人に「ファイザー」のワクチンを接種します。
国内で最初に接種が行われる都内の病院には、16日、冷凍状態の1170人分のワクチンが運び込まれました。この病院では、17日は医師や看護師ら12人が接種する予定です。
ワクチンの接種は、まず国立病院機構などのおよそ4万人の医療従事者、ついで民間病院などの医療従事者、4月以降は高齢者が接種する予定です。
このワクチンは、新型コロナウイルス感染症の「発症」を抑えるとされていますが、添付文書によりますと、ワクチンを打った人のうち、接種した部位の痛みがあった人は84.3%、疲労が62.9%、頭痛が55.1%など副反応も報告されています。
厚生労働省は、接種した医療従事者のうち2万人の調査を行い、副反応のデータを毎週、公表する予定です。