イタリアのドラギ首相は１２日、日本からの渡航者について、新型コロナウイルスのワクチンを接種した証明書があれば隔離を免除する方針を明らかにしました。

伊・ドラギ首相「アメリカ、カナダ、日本については、ワクチン接種の証明書を提出した場合、隔離なしで入国できるようになる」

ドラギ首相は１２日、イタリア議会の中でこのように述べ、今後、日本からの旅行客なども積極的に受け入れていく方針を明らかにしました。ただ、具体的な実施の時期については決まっていません。

イタリアでは人口のおよそ３割が１回目のワクチン接種を終え、新型ウイルスの感染状況は改善傾向にあります。国内では規制の緩和が進んでいて、近くヨーロッパからの旅行客についてはワクチンの接種や陰性証明などを条件に入国後の隔離を免除する予定です。