南極海に世界最大の氷山 東京の約2倍
南極海に東京都のおよそ2倍の面積を持つ世界最大の氷山が生まれたことが分かりました。
ESA(=ヨーロッパ宇宙機関)によりますと、「A76」と名付けられたこの氷山は、南極大陸のロンネ棚氷から今月13日に分離しました。
長さは175キロメートル、幅は25キロメートルあり、面積は東京都のほぼ2倍に相当する4320平方キロメートルです。
同じ南極海に浮かぶ3380平方キロメートルの「A23A」と呼ばれる氷山を抜き、現存する中で世界で最も大きい氷山となりました。
近年、南極大陸などの氷河の減少が急速に進んでいますが、ロイター通信は、「巨大な氷塊の分離は定期的に起きていて、今回の分離は気候変動とは関係がない」とする専門家の見解を伝えています。