クーデター後初、スー・チー氏の姿が公に
ミャンマーのクーデターで軍に拘束されたアウン・サン・スー・チー氏の裁判が24日、首都ネピドーで行われ、スー・チー氏が初めて法廷に姿を見せました。
現地の国営テレビは24日夜、マスク姿で着席する法廷内のスー・チー氏をとらえた写真を公開しました。クーデター以降、スー・チー氏の姿が公になるのは初めてです。
スー・チー氏の審理はこれまで、ビデオ会議形式で行われてきましたが、24日に初めて本人が出廷して審理が進められました。
地元メディアによりますと、スー・チー氏は開廷前に弁護士と面会した際、自身が率いる政党NLD(=国民民主連盟)をめぐり抗議デモを続ける市民に「国民がいる限り存続する」と呼びかけ、解党を検討する軍に抵抗する姿勢を示したということです。