スー・チー氏が率いるNLD本部に火炎瓶
軍事クーデターが起きたミャンマーで26日、アウン・サン・スー・チー氏が率いる政党、NLD(=国民民主連盟)の本部に火炎瓶が投げ込まれました。
最大都市ヤンゴンのNLD本部を映した防犯カメラの映像では、何者かが近づき、火炎瓶に火をつけ投げ込みました。その後建物からは煙がたちのぼります。地元メディアによりますと、近所の住民が火災に気付きバケツで水をくんで火を消し止めたということです。
襲撃した人物は明らかになっていませんが、クーデター以降、軍側はたびたびNLD関係者の拘束や本部の捜索を行い、弾圧を強めています。
ミャンマーの人権団体によりますと軍側の弾圧による死者は26日までに328人にのぼります。27日は「国軍記念日」で首都ネピドーで式典が予定されています。
ロイター通信によりますとこうした中、軍側はデモ隊に対し国営テレビを通じて「頭や背後から撃たれるリスクを認識すべきだ」と警告しています。