習主席×ロウハニ大統領“イラン支持”表明
中国の習近平国家主席は24日、イランのロウハニ大統領と電話で会談し、核合意立て直しをめぐるイランの立場を支持する考えを伝えました。アメリカとの対立を深める両国が、連携強化をアピールする狙いもあります。
中国外務省によりますと、習主席は大詰めを迎えているイラン核合意の立て直しに向けた協議について「イランの合理的な主張を支持する」と伝えました。
また、中国とイランが「互いの核心的利益と重大な懸念に関わる問題で揺るぎなく互いに支持している」として、連携強化を確認しました。
これに対してロウハニ大統領は「中国と緊密に意思疎通を続け一国主義、覇権主義に反対する」とのべ、アメリカを念頭に中国との共同戦線を維持していく考えを強調しました。
中国としては、アメリカと対立するイランとの連携を強めることで、バイデン政権をけん制する狙いがありそうです。