日米豪印 中国念頭に連携強化を確認
日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国の首脳による初めてのオンライン会談が行われ、中国を念頭に、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた連携強化を確認しました。
バイデン大統領「自由で開かれたインド太平洋は、各国の将来にとって必要不可欠だ」
「クアッド」と呼ばれる4か国の会談では、強引な海洋進出を続ける中国を念頭に、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた連携強化を確認しました。
アメリカのバイデン大統領は、「いま、我々皆が抱く懸念がある」などと警戒感を示しました。また、菅首相は「中国による一方的な現状変更に反対する」と述べました。
会談ではさらに、新型コロナウイルスのワクチン製造強化や気候変動問題などに関するワーキンググループを立ち上げることも決まったほか、4か国の共同声明には、北朝鮮による拉致問題について、「即時解決の必要性を確認する」との文言が盛り込まれました。
菅首相「4か国でインド太平洋地域、途上国などへワクチンの支援の様々な局面で協力をしていく、そういうことで一致しています」
菅首相は「新型コロナの克服を含め地域の平和と安定、繁栄に、目に見える貢献をしていきたい」と語りました。
4か国の首脳は年内に対面での会談を行うことを確認しました。