日米防衛相会談 ロシアのウクライナ侵攻・中国念頭に連携強化を確認
ワシントンを訪問した岸防衛相は4日、アメリカのオースティン国防長官と会談を行い、ロシアのウクライナ侵攻や中国を念頭に、日米の連携を強化していくことを確認しました。
アメリカ・オースティン国防長官「ロシアの攻撃は欧州を大きく超える影響を及ぼしている」
岸防衛相「力による一方的な現状変更はインド太平洋地域でも懸念され、もはやインド太平洋と欧州は区別して考えることができない」
会談で両者は、ロシアのウクライナ侵攻を改めて強く非難し、今後も連携して、ウクライナを支援することで一致しました。また、日本の防衛のために、アメリカの核を含む抑止力を維持する方針を改めて確認したということです。
中国をめぐっては、台湾海峡の平和と安定の重要性を改めて強調したほか、この日弾道ミサイルを発射した北朝鮮についても、「深刻な脅威で、断じて容認できない」との認識で一致しています。
一方、日本が年末までに改定する国家安全保障戦略については、アメリカの戦略と緊密にすり合わせることを確認しました。