タイで逮捕のミャンマー人記者ら第三国亡命
先月、タイに不法入国した疑いで逮捕されたミャンマーメディアの記者ら5人が、ミャンマーに強制送還されることなく第三国に亡命したことが明らかになりました。
ミャンマーメディア「DVB=ビルマ民主の声」は7日、声明を発表し、先月9日にタイ北部のチェンマイで、不法入国の疑いで逮捕された自社のミャンマー人記者ら5人について、「安全な第三国」への亡命が認められ、すでにタイを離れたと明らかにしました。どの国に逃れたかは明らかにしていません。
記者らはクーデター後、ミャンマー国内で抗議デモの取材をしていましたが、軍による弾圧から逃れるためタイに入り、その後、タイで不法入国の罪で禁錮7か月、執行猶予1年の判決を受けました。
ミャンマー軍はメディアへの圧力を強めていて、DVBは5人がミャンマーに戻されれば生命が脅かされるとして、タイ当局に強制送還しないよう求めていました。DVBは「5人の安全な移動の実現に向け支援してくれたタイと、世界の皆さんに感謝します」とコメントしています。
写真:DVBのTwitterより