中国“貧困からの脱却”展示会でアピール
今週、中国共産党が創立100周年の記念日を迎えるのにあわせ、東京・港区では28日、「中国が貧困から脱却した」とアピールする展示会の開幕式が行われました。出席した中国の孔鉉佑大使は日本の貢献について「積極的に評価したい」と述べました。
この展示会は、中国大使館などが主催したもので、「およそ1億人が貧困を脱却し、絶対的な貧困が解決した」などとして、創立100周年を迎える中国共産党の指導の成果をアピールする内容となっています。式典に参加した中国の孔鉉佑大使はNNNとの単独インタビューで、脱貧困への日本の貢献について次のように述べました。
中国・孔鉉佑駐日大使「(日本各界からの支援が)成果をあげられた要因の一つと思い、我々としても積極的に評価をいたしたい」
一方、先のG7(=主要7か国)首脳会議で、中国への対抗姿勢が示されたことについては次のように述べました。
中国・孔鉉佑駐日大使「特定のグループを組んだり、国家間の対立を煽りたてるやり方は、当面の時代の流れに逆行するものであり、国際社会の期待そのものにも背くものであると思う」
このように述べて、日本が「対中包囲網」に加わることがないようにクギを刺しました。