ミャンマー軍、国軍記念日に大規模パレード 総司令官「徴兵制は国の平和と安定のために必要」
ミャンマー軍は国軍記念日の27日、首都・ネピドーで大規模な軍事パレードを行いました。軍のトップは演説の中で、若者らの間に混乱をもたらしている徴兵制について、「国の平和と安定のために必要だ」と強調しました。
軍と民主派勢力との戦闘が続くミャンマーでは先月、軍が18歳以上に兵役の義務を課す徴兵制の実施を発表し、若者らの間でクーデター以来とも言われる動揺が広がっています。
若者が国外に脱出する動きも加速する中、国軍記念日の軍事パレードで演説した軍トップのミン・アウン・フライン総司令官は、徴兵制について「国の平和と安定のために必要だ」と強調しました。
一方、実施を約束している総選挙については、民主派勢力が選挙プロセスを妨害していると非難し、実施時期については示しませんでした。
地元メディアは今回の軍事パレードについて、軍事装備品の展示はなく、参加した兵士の数も去年より1000人以上減少し、女性兵士の姿が目立ったなどと指摘しています。
※写真:MRTV