ロシア大統領府ペスコフ報道官の息子ニコライ・ペスコフ氏が22日、地元メディアに対し、ウクライナでの戦闘に参加していたと明かしました。

ロシアのコムソモリスカヤ・プラウダに掲載されたインタビューによりますと、ニコライ・ペスコフ氏はウクライナで活動する民間軍事会社・ワグネルの一員として戦闘に参加したということです。

また「（前線に行くのは）自分の義務だと感じていた。友人らが、そこに行くのを傍観しているわけにはいかなかった」と語り、相談した父ペスコフ報道官も「決断を支持してくれた」と明かしました。

派遣されたウクライナ東部では本名を明かさず、およそ半年間過ごしたとしています。ワグネル創設者のプリゴジン氏も22日、SNSでニコライ氏は前線でロケットランチャーを担当していたことなどを明かし「他の戦闘員と同じように働いた」と評価しました。

ニコライ氏の素性については、自分と人事担当しか知らなかったということです。ロシアの法律では民間軍事会社は違法な組織で、ペスコフ報道官は記事について現時点でコメントしていません。