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イスラエル軍とハマスの衝突から1か月 人質の家族らの不安や焦りは、怒りや苛立ちに…<中継>

2023年11月8日 0:22

イスラエル軍とハマスの衝突から7日で1か月になります。ガザ地区だけで死者は1万人を超え、4割以上が子どもたちです。衝突から1か月がたつイスラエルから、後閑駿一記者が中継。

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わたしがいるのは連日、人質の家族が集まって解放を訴えている広場です。こちらでは、2日前から人質の家族らが、テントでの泊まり込みによる抗議活動を始めました。この1か月で家族らの不安や焦りは、怒りや苛立ちに変わりつつあります。

そして、先ほど入ってきた情報ですが、ハマスは新たに人質に関する声明を出しました。「外国籍の人質12人を解放する用意がある。ただ、イスラエル軍の攻撃がそれを妨げている」とするもので、揺さぶりをかけているとみられます。

──この1か月で1万人を超える犠牲者がでました。世界で停戦を求める声があがっているわけですが、イスラエルがこれに応じる可能性はあるのでしょうか?

すぐに戦闘がやむ可能性は低いとみています。ネタニヤフ首相は、全ての人質が解放されるまで停戦はないと断言しています。

そして、攻撃の度合いからも、民間人の犠牲が出るとしてもハマスを殲滅するという強い姿勢がうかがえます。

イスラエル社会には、今回のハマスの奇襲攻撃をナチスによるホロコーストと同様の民族への脅威だとする声が多くあります。最新の世論調査でも半数以上がハマスへの攻撃を容認するとこたえている。

ガザの民間人の犠牲が伝えられる中でも、いまは停戦をする段階ではないという声が多数です。

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