イスラエルとハマスの衝突1か月 ガザ地区の死者1万人超 人質解放の交渉“停滞”
イスラエル軍とイスラム組織ハマスによる大規模な衝突から、7日で1か月となります。イスラエルから中継です。
私は今、今回の衝突の引き金となった、ハマスによる襲撃を受けたガザ地区との境界近くのニルオズという集落に来ています。
ここでは27人が殺害され、1か月がたった今も、放火された住宅の近くでは、焦げたにおいが充満していて、攻撃の爪痕もそのままとなっています。
先月7日、ハマスはイスラエルへの大規模な攻撃を行いました。
報復としてイスラエル軍はガザ地区への空爆や地上作戦を展開しました。
衝突から1か月となる中、ガザ地区の保健当局は、これまでに1万人以上が死亡したとしていて、イスラエル側の死者1400人以上と合わせて、1万1000人以上が亡くなるなど、双方の犠牲者が増え続けています。
一方、ハマス側に連れ去られ、人質となった人は240人以上にのぼり、解放をめぐる交渉は停滞したままです。
この集落でも70人以上が人質となっていて、この家からも40代の女性が連れ去られたということです。
イスラエルでは、家族や友人らの帰還を待ち続けながら、衝突から1か月の節目を迎えています。