アフガニスタンでイスラム主義勢力・タリバンが実権を握ってから2年となります。タリバンは女性への抑圧を強めていて、国際的な援助が減少する中、人々は厳しい生活を余儀なくされています。

アフガニスタンではタリバンが復権して2年が経過しました。タリバンの統治下では、中学生以上の女性の教育は停止されたままです。さらに、女性が遊園地や公園に立ち入ることを禁止したり、先月末には美容院の営業を禁止したりするなど、女性が自由に行動したり、働いたりすることが一層難しくなっています。また、貧困や食料不足、児童労働も、深刻な問題となっています。

富永大介記者「レンガがきれいに並べられています。ここはレンガ工場なんですが、大人に交じって子どもが働いています」

4歳の男の子「（お金がないから）働かないといけない。ここで働いていても楽しくないよ」

国連機関によりますと、国民の7割にあたる2800万人が人道支援を必要としているということです。

タリバン暫定政権を正式な国家として認めた国はいまだなく、国際的な援助も減少する中、人々の生活が改善する見通しは立っていません。

（8月15日午前1時半　放送）