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バイデン氏「“汚い爆弾”使用は重大な過ち」ロシアに警告

2022年10月26日 11:54

アメリカのバイデン大統領は25日、放射性物質をまき散らすいわゆる「汚い爆弾」をめぐり、ロシアによる自作自演の使用も懸念して、「重大な過ちを犯すことになる」と警告しました。

「汚い爆弾」をめぐって、アメリカなどはこれを自作自演でロシア軍が使ういわゆる「偽旗作戦」の可能性もあるとみて、警戒を強めています。

バイデン大統領「これが『偽旗作戦』である保証はないし、分からないが、もし実行すれば、重大な過ちを犯すことになる」

バイデン大統領は、「ロシアが戦術核兵器を使用すれば、極めて重大な過ちだ」とも述べ、強く警告しました。

一方、ロシアは25日、国連安全保障理事会の非公開会合で、ウクライナが「汚い爆弾」を使用する可能性について改めて懸念を表明しています。

こうした中、アメリカ国防総省のライダー報道官は、ロシアから核戦力の軍事演習を計画していると通知があったことを明らかにしました。「毎年恒例の演習で、軍備管理上の義務や透明性を守って通知している」としています。