「存在の耐えられない軽さ」作家ミラン・クンデラさん死去 94歳
写真:アフロ
「存在の耐えられない軽さ」などの作品で知られるチェコ出身の作家ミラン・クンデラさんが11日、パリで死去しました。
地元メディアによりますと、ミラン・クンデラさんはフランス・パリの自宅で亡くなったということです。94歳でした。
クンデラさんはチェコ生まれの作家で、1968年に起きた民主化運動「プラハの春」を支持したため、旧ソ連が武力介入した後、国内で活動できなくなっていました。
1975年にフランスに亡命した後で書かれた「存在の耐えられない軽さ」は「プラハの春」を背景にした恋愛を描いて世界的ベストセラーとなり、映画化もされました。
近年はノーベル文学賞の有力候補として注目されていました。
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