プーチン大統領と習主席、オンラインで会談…連携強化を確認
ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席は21日、オンラインで会談し、連携強化を確認しました。アメリカのトランプ大統領の就任をうけ、改めて結束をアピールした形です。
21日に行われたオンライン会議の冒頭では、プーチン大統領が習近平国家主席に笑顔で手を振る場面もありました。
ロシア大統領府などによりますと、プーチン大統領は両国の関係について、「相互の信頼や利益に基づく結びつきであり、国際情勢に左右されない」とした上で、「両国は国際社会の安定化に重要な役割を果たしている」と評価しました。
また習主席は、「新年に中露関係をさらに高いレベルに引き上げる」とした上で、「安定した両国関係をもとに、外部の不確実性に立ち向かう」と述べました。
プーチン大統領はウクライナ情勢、習主席は関税問題で、今後トランプ大統領と向き合う中、改めて結束をアピールした形です。
またインタファクス通信によりますと、両首脳は、2025年が第2次世界大戦での勝利から80周年であることを踏まえ、今年5月9日にモスクワ、9月3日に北京で開催される記念式典にお互いを招待していて、年内に相互訪問が実現する可能性があります。